8.不思議な木~後編~
ちょっと、まって、よー
ポエットは、とべる、から、ずるい!
ずるいって言われてもなぁ。これでもいつもより飛ばないようにしてるんだよ
ふぅ。のどかわいちゃった、なにかのみものないかな?
不思議な木においしい果物がなってるから、それを食べるといいよ
くだもの!?
たべるー!!
ズダダダダー!
ボタニスは走り始めました。
まったく。食べ物のことになるとあれだ
ポエットが追っていくと、不思議な木の下で立ち尽くすボタニスがいました。
ない!…
たべものがない!くだものも!
あ。ほんとだ。誰かに先をこされたのかもね。近くの小川で水を汲んできてあげるよ
ポエットが汲んできた水を飲みながら、「こんどゆめにでてきたら、もっとはやくこよう!」と、こぶしを握り締めながら決心するボタニスでした。